宮古島についてAbout Miyakojima

島の成り立ちについて

宮古島市は那覇の南西280km、沖縄県のほぼ真ん中にあります。三角形で周囲約100kmの宮古本島を中心に、池間島、伊良部島、下地島、来間島、大神島の6つの島々からなっています。宮古本島から池間島、来間島、伊良部島には3つの大橋が架かっており、宮古空港・下地島空港という2つの空港があります。
人口の多くは市役所や事業所がある平良市街に集中しており、郊外はほとんどがサトウキビ畑で、信号がほとんどありません。サンゴが隆起してできた島のため山がない平坦な地形で、極端に水はけが良く、降雨が地面に浸透し、地下水が海に湧き出るため海の美しさは格別です。

基本情報

気候について

亜熱帯海洋性気候で年平均気温は24℃。海開きは4月上旬、10月頃までは海のシーズンですが、最高気温は真夏でも33℃を超える日はめったにありません。11~3月上旬は冷たい北の季節風が体温を奪う寒さ。最低気温が15℃を下回る日は多くないですが風を通さないアウターをご準備ください。

気候について

アクセスについて

島には2つの空港(宮古空港、下地島空港)があり、アクセスは航空便のみです。那覇経由便が中心になりますが、直行便(通年=羽田・中部・神戸、季節便=福岡・成田・関西)も人気です。2019年には下地島⇔香港に定期便が就航しましたが、現在は運休しています。

アクセスについて

観光スポット

宮古島観光の攻略ポイントは「宿」と「足」

宮古島観光の攻略ポイントは「宿」と「足」

宮古島の観光の攻略法の鍵を握るのは、「宿(宿泊場所をどこにするか?)」と「足(島内の移動手段をどうするか?)」です。
まずは宿泊場所。宮古島飲食・ショップの多くは平良市街に集中しています。食べ歩きを楽しみたいなら、平良市街を拠点に選ぶのが便利です。一方、島には規模の大きい本格リゾート(東急、シギラ等)も存在します。域内にビーチがあり機能も充実しているリゾートでのんびりする旅もイイですね。ただし「平良の島唄居酒屋に行きたい」時は、タクシー代が片道3,000円程必要ですのでご注意を。また、郊外の集落や離島には、個性的でオンリーワンな民宿やゲストハウスがたくさんありますので、SNSや口コミで探してみてください!
次に移動手段。島を巡る交通手段は、圧倒的にレンタカーが便利です。逆に言うと、公共バスが地元の生活路線としてルートや時刻表が組まれており、観光客向けに整備されていません。免許のない方は、観光タクシーを利用するか、出発前にバスの時刻表を調べて行程を組みましょう。

「宮古は星形」! 3つの大橋を軸に旅を考える

「宮古は星形」! 3つの大橋を軸に旅を考える

宮古島観光のキーワードは「宮古島は星形」。平良市街を星の中心に見立てると、北方向=池間大橋、西方向=伊良部大橋・下地島空港、南方向=前浜・来間大橋、南東方向=シギラ・インギャー、東方向=東平安名岬と、5つのルートが伸びています。平良からだとどこへ行くのも30分という便利さです。3つの大橋と1つの岬を軸にスケジュールを組むとわかりやすくなります。
大橋の一番人気はモチロン伊良部大橋!橋を渡った先の伊良部島・下地島にもたくさんの景勝地やカフェ・飲食店があります。長さではかないませんが、来間大橋、池間大橋も海の色がそれぞれ個性的で時々刻々と変化していく魅力があります。3つの大橋を軸にして、ルート上のポイントやカフェなどを行程に組み込んでいくと良いでしょう。
その反面、星形は効率的に周遊観光が面倒とも言えます。余り欲張らず、ゆったりしたスケジュールで。一度で全て回るのも良いですが、次来たときの楽しみをとっておきましょう!離島はのんびりが似合います。

「海だけでなく陸も珊瑚礁「サンゴの上に人が住む島」

「海だけでなく陸も珊瑚礁「サンゴの上に人が住む島」

「宮古BLUE」には理由があります。宮古諸島は珊瑚礁が隆起した島。もちろん島の周囲の海は珊瑚礁で囲まれています。しかし、意外に知られていないのは「島の陸地も珊瑚礁でできている」ということ。
宮古諸島は海底の粘土層が海面近くまで隆起して陽光に照らされ、長い年月をかけて珊瑚礁が発達し、サンゴや貝類などの化石(サンゴ石灰岩)が積み重なって生成された陸地です。宮古諸島はサンゴの上に人が住んでいる島々なのです。サンゴ石灰岩は水が浸透するため、宮古島は驚異的に水はけが良い島と言えます。
また、石垣島・西表島のような高い山がないため、降った雨の多くは地中に浸透し、川も池もできません。地下水となった水は、粘土層まで達すると地層に沿って横に流れ海に湧き出ます。宮古の川は地中にあるのです。そのため、宮古島の海は透明度が高いのです。それに加え、サンゴ石灰岩からできる砂は真っ白で、海水の青を鮮やかに見せる効果があり、「宮古BLUE」と呼ばれる宮古の美しい海のひとつの要因となっています。

「宮古でしか食べられない」ものって、何?

「宮古でしか食べられない」ものって、何?

宮古島の夏の風物詩といえば、なんといってもマンゴー。それ以外にもパイナップル、島バナナなどのフルーツは夏の島旅の大きな魅力ですが、冬の宮古の島野菜の美味しさはご存じですか?
宮古島の夏は高温で台風も襲来するため、野菜のシーズンは冬~春がメインとなります。農繁期が本土と逆ですね。サンゴ石灰岩の土壌はアルカリ性で、潮風を浴びる畑で育つ野菜はミネラルが豊富であるという特長があり「宮古の野菜は味が濃い!」と多くのプロの料理人が評価しています。多種多彩な個性的な野菜や野草が出そろう冬~春は、宮古の野菜を味わうベストシーズンなのです。
また、1年中水揚げがある伊良部島・佐良浜の「一本釣り日戻りカツオ」も島でしか食することができない食材ですね。人気の宮古そばや宮古牛はもちろん大きな魅力ですが、島野菜や日戻りカツオはまさに「宮古でしか食べられない」もの。背景には島人が大切に伝承してきた暮らしの物語があります。そしてそれらを体感するなら「食の体験プログラム」への参加がオススメですよ!